医療格差に対する“治療法”を探して 
向川原 充氏に聞く 
インタビュー 向川原充

 「もしこの国に生まれていたら恐らく今日まで生きていられなかっただろう」。医学生時代に訪れたカンボジアでこう直感し,医療格差是正に向けた研究を進めるべく,現在は米ハーバード大学政治学部博士課程に在籍中の向川原氏。同課程を修了した医師は世界的に見ても数人しか存在しないという。異色のキャリアを歩む向川原氏に,その原点とめざす未来について話を聞いた。

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