医療人みんなが経営者! 
臨床の基盤となるマネジメント力を養う 
対談・座談会 今中雄一,大畑修三

 少子高齢化が進行し人口の減少する社会において,財源が限られる中で将来に向けて医療を発展させていくにはどうすればいいのか。そのヒントは医療経営による価値創造にある。病院全体を鳥瞰する視点でチーム・部門のマネジメントを推進し,現場の医療者一人ひとりが力を発揮できるような組織文化の醸成が,医療活動の基盤となる。

 本対談では,4月に上梓された『「病院」の教科書――組織・機能とマネジメント 第2版』(医学書院)の編者を務め,日本医療経営機構にて医療経営人材育成プログラム1)を主導する今中雄一氏,同育成プログラムへの参加経験を有し,現在は病院長を務める大畑修三氏の両氏が,組織文化の醸成を含めた医療経営について議論した。

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