日本における舌下免疫療法の現状 寄稿 佐藤輝幸,太田伸男

 アレルゲン免疫療法は,Ⅰ型アレルギー疾患に対する免疫システムを利用した根治療法で,数年間治療すると治療終了後も長期間効果が持続し,薬剤使用量を減少させることが期待される1)。アレルゲン免疫療法は皮下免疫療法(SCIT)と舌下免疫療法(SLIT)のどちらかで行われている。今年はSLITが小児へ適応拡大して5年と節目の年と言える。本稿ではSLITの現状を整理し,今後の展望について考える。

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