レジデントのための心不全マネジメント [第11回] 心不全緩和ケアを考える 連載 河野隆志
“緩和ケア”という言葉に,どのようなイメージを皆さんはお持ちですか? がんを対象として発展してきたので,“心不全の緩和ケア”と聞いてもピンとこない方がまだいるかもしれません。実は,緩和ケアは心不全診療ガイドラインでclass Iとして推奨され1),一定の条件を満たす末期心不全では診療加算の算定が可能です。心不全マネジメントにおける緩和ケアは,通常診療からの撤退でもなければ,看取るためだけのものでもありません。緩和ケアは,患者さんの苦痛を和らげQOLの改善をめざす前向きなアプローチであり,心不全の通常診療・ケアと統合しながら提供されるべきものとされています。多岐にわたる心不全マネジメントを紹介してきた本連載ですが,最終回は緩和ケアを取り上げます。
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