FAQ 筋損傷の程度に応じたアイシングの効果 寄稿 荒川高光

 外傷などけがの急性期において患部へ寒冷刺激を行う治療法(アイシング)は,臨床現場のみならず体育の授業やスポーツ活動の現場などでも一般的な処置です。けがの急性期に行うRICE処置(Rest:安静,Ice:冷却,Compression:圧迫,Elevation:挙上)の一環として広く実践されています。

 近年,われわれの研究を含め,アイシングに関する動物実験の報告が積み重ねられています。そうした報告により,臨床の先生方から「アイシングはやっても良いのか? やめるべきなのか?」という声がよく聞かれるようになりました。

 本稿では動物実験で明らかになった成果の一端を紹介し,臨床の先生方の率直な疑問にお答えしたいと思います。

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