病院給食に迫る変革の時 対談・座談会 今村英仁,宮澤靖
多くの病院で給食部門が赤字に陥っている。背景には人件費や給食委託費の高騰,水道光熱費の値上がりに加え,昨今の食材費の上昇が指摘される。「病院給食を今後も持続的な体制にしていくには,『給食が何のために存在するのか』という原点に立ち返る必要がある」。こう述べたのは,全日本病院協会医業経営・税制委員会が設置した「病院給食のあり方(HACCP対応)検討特別委員会」で委員長を務め,病院給食の問題に長年向き合ってきた今村英仁氏だ。なぜ病院給食を取り巻く環境を見直す必要があるのか。前職の近森病院で栄養サポートチーム(NST)を立ち上げるなど,管理栄養士として30年以上最前線で活躍を続けてきた宮澤靖氏との対談を通じて,今後の病院給食の在り方を考えていく。
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