グローバルな健康危機に対応できる臨床研究協働体制の構築に向けて 対談・座談会 國井修,大曲貴夫,斎藤浩輝,南宮湖

 COVID-19の世界的なパンデミックによって,ワクチンや診断キット,治療薬といった感染症危機対応医薬品等(Medical Countermeasures:MCM)を早期に開発する重要性が改めて認識された。コロナ禍では世界各国で大規模な臨床試験が行われ,MCMが早急に実用化されたものの,本邦では諸外国と比較して速やかに開発が進まなかった実態がある。

 そうした状況下,2023年5月13~14日にG7長崎保健大臣会合が開催され,パンデミック時における国際社会の医療協働体制の在り方が議論された。新たな感染症がいつ流行するか予測できない中で,日本はMCM開発にどう貢献できるのか。グローバルヘルス領域のトップランナー4氏による座談会から,パンデミックの迅速な収束を実現するためのヒントを探る。

(企画・編集協力=医療法人明正会/Allm Inc./東北大学・神代和明氏)

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