「患者中心のがんチーム医療」をJ-TOPで学ぶ 寄稿 土屋雅美

 医療現場で働いていると,「チーム医療」という言葉をよく耳にします。チーム医療にもサイエンスがあり,必要なスキルセットが存在します。われわれJ-TOP(Japan TeamOncology Program)では,「チーム医療を科学的にとらえる」ことを一つの命題としています。具体的にはチームが形成,円熟し解散するまでのプロセスをタックマンモデル(図)の概念を通じてとらえています。チームとしてのミッションとビジョン,ゴールを明確にすることの重要性をワークショップやセミナー,短期留学プログラムなどを通じて伝えることで,「患者中心のがんチーム医療」が実践できる医療者を育成すべく,2002年から活動を続けています。

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