増加する外国人患者――宗教や医療文化・習慣の違いによるトラブルを防止するために 寄稿 岡村世里奈
近年,日本の医療機関を受診する外国人患者数が増加している。背景には,在留外国人ならびに訪日外国人旅行者の増加がある。わが国の在留外国人数は2012年末には203万人強だったものが,22年末には307万人強と10年間で1.5倍にまで増えた1)。訪日外国人旅行者についても,2011年は835万人程度だったものが,19年には3200万人弱と,たった8年間で4倍近くまで増加。20年以降はコロナ禍で減少したものの,現在はコロナ禍前の水準まで戻っており,今後さらにその数は増える見込みである2)。
参考文献・URL
1)出入国在留管理庁.令和4年末現在における在留外国人数について.2023.
2)日本政府観光局.訪日外客統計.2023.
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