サイエンスイラストで「伝わる」科学 [第6回] パッと見でわかるイラストとは 連載 大内田美沙紀
サイエンスイラストレーションの用途は,正確な情報を伝える論文用の挿入図から,おおまかな印象を伝えるPR用のちらしまで多岐にわたると連載第2,3回(第3522,3526号)で述べたが,さらに用途の狙いによって「じっくり見てもらうゾーン」「パッと見でわかるゾーン」「感性を刺激ゾーン」の大きく3つのゾーンに分類される(図1)。一端にあるのは図鑑や論文用に妥協を許さない正確性が問われる「じっくり見てもらうゾーン」,その対極にはおおまかな印象を与えつつも注目してもらいたい「感性を刺激ゾーン」があり,それらの中間にあるのが短時間でわかりやすく情報を伝える「パッと見でわかるゾーン」だ。
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