新年号特集 認知症と共に生きる 堀田聰子(監修)

日本における認知症高齢者は2012年時点で462万人とされ,25年には実に700万人近くが認知症を有すると推計されている。認知症の人ができる限り地域の良い環境で自分らしく暮らし続けられる社会の実現をめざす取り組みが進展する中,23年6月には「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(以下,認知症基本法)が参議院で可決,成立。24年1月に施行となった。認知症基本法のベースには,「共生」の考えがある。認知症と共に生きることの実相とはどのようなものなのか。認知症を生きる人々へのまなざしがどう変化してきたかをたどると共に,異なる立場からの声を重ねて浮かび上がらせながら,共生社会実現の見通しを考えたい。

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