新年号特集 認知症と共に生きる 認知症のためにデザインは何が可能か 寄稿 筧 裕介
「本人の気持ち」が無視されている
デザインとは,人の認知機能に働きかけるものです。人がモノや情報・サービスを五感でとらえ,思考・判断・記憶し,何らかの行動をする。この一連のプロセスを支援し,生活をより良くするための行為がデザインです。
認知症による認知機能の低下に伴い,人はトイレの場所がわからなくなったり,家電を使えなくなったり,道に迷ってしまったりと,さまざまな生活の問題を抱えます。これは,その人の生活の中にある商品・サービス・空間などのデザインに問題があるととらえることもできます。現実問題として,今の世の中には,人の認知機能を惑わせ,混乱させるデザインが溢れています。
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