暮らしているだけで健康になるまちづくり ゼロ次予防の社会実装 寄稿 井手一茂
暮らしているだけで健康になるまち――。そんなまちは存在するのだろうか? 人間の行動や健康には,本人の自覚や努力のみならず,個人を取り巻くさまざまな環境要因が関係しているというエビデンスが徐々に蓄積されてきている1)。本稿では,まず,暮らしているだけで健康になるまちづくりの根幹をなす“ゼロ次予防”の重要性と科学的根拠について,われわれが取り組む日本老年学的評価研究(Japan Gerontological Evaluation Study:JAGES)2)の知見より概説する。その上で,暮らしているだけで健康で活動的になるコミュニティ(Well Active Community::WACo)1)に関する千葉大学予防医学センターの取り組みを紹介する。
参考文献・URL
1)井手一茂,他.環境要因と健康格差.総合リハ.2023;51(6):603-9.
2)日本老年学的評価研究機構.日本老年学的評価研究.
こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?
本ページの「役立った!」機能をお使いいただくには
「有料記事の購入」「アクセスコードの登録」などを行い
記事の閲覧権限を得ていただくことが必要です。
※記事により、指定の医療関係者(医師、看護師、コメディカルなど)以外は
お使いいただけない場合もございますのでご了承ください。