今井博久氏に聞く 高齢者へ優れた薬剤処方を行うには 知識をアップデートし,標準化された処方を インタビュー 今井博久

 高齢者はプライマリ・ケア領域における診療対象として実に大きな存在だろう。医師は高齢者が罹患しやすい疾患に,診療科を問わず対応しなければならない。他疾患併存に起因した多剤処方(ポリファーマシー)を防ぎ,高齢者の生理機能の低下や疾患に対する最新の医薬品知識に応じた薬剤選択が必要になる。

 この度上梓された『高齢者への薬剤処方 第2版』(医学書院)は,「高齢者に不適切な可能性のある薬剤処方」の基準である米国Beers Criteria(MEMO)の「日本版」をコンセプトに,日本の医療事情に即してまとめられた書籍である。高齢者への薬物治療をめぐる現状と課題,適切な薬剤処方のために医師が心掛けたい点を,本書を編集した今井氏に聞いた。

続きはこちら

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?