看護する姿からカリキュラムを「逆向き設計」する 対談・座談会 糸賀暢子,西岡加名恵

 看護教育の目的は,手技の習得や基礎的能力を養成することではなく,“看護ができる人を育てる”ことである――。コンピテンシー(行動特性)に基づいた教育評価への偏重に警鐘を鳴らす糸賀暢子氏は,教育学研究者の西岡加名恵氏と『看護教育のための自己点検・評価・改善――現場発のカリキュラム・マネジメント』(医学書院)を上梓した。臨床で看護する姿から逆算したパフォーマンス評価とルーブリックの活用が広がりつつあるいま,未来志向の看護基礎教育の発展のため,両氏が議論を交わした。

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