めざせ「ソーシャルナース」!社会的入院を看護する [第13回] 意見の対立をどう乗り越えるか?⑤患者の意向が家族の説得により変わるとき 連載 石上雄一郎
CASE
大腸がんステージ4の75歳女性。夫と2人暮らしで息子が遠方に住んでいた。抗がん薬治療を行っていたが,効果がない状況となっており,「抗がん薬の治療は本当に大変だったからやめたい。夫と家で苦痛なく過ごせたらそれでいい」と本人は述べていた。この発言を受けて今後の治療方針を話し合うため患者家族も交えて面談したところ,「できる限り息子のために抗がん薬治療を継続したいので,他の病院を受診したい」と患者本人が表出する気持ちが変わっていた。この気持ちは患者の本心なのか,担当看護師はモヤモヤしていた。
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