研究という営みを再考する 対談・座談会 西村ユミ,小熊英二

 看護師を含む医療職は,臨床で働きながら研究者として論文を書くことを求められることが少なくないです。一方で,論文とは何か,引いては研究とはどういった営みなのかについてクリアな見通しを持たないまま研究に勤しんでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。小熊英二著『基礎からわかる論文の書き方』(講談社)1)は,実際的な論文の書き方にとどまらず,研究とは何か,学問とは何かを明快に伝える好著です。本紙では,長く看護研究に従事しながら多くの学生の研究指導を行ってきた西村氏と小熊氏による対談を企画。学問という営みを鳥瞰的に眺めることで,研究に臨む医療者が自身の立つ場所を改めて確認できる内容をめざしました。

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