看護・介護する人の腰痛ゼロをめざして 腰痛予防と緩和のためのセルフケア [第1回] 患者に安全な医療を提供するうえで,身体は資本! 連載 関恵子
ほとんどの看護・介護従事者が経験する腰痛問題は,医療安全・離職防止の観点からも深刻な問題であり,以前より労働衛生上の課題と言われています。臨床現場では鎮痛薬の服用やコルセットの着用で腰痛に耐えながら患者さんのケアを最優先している方も多くいます1)。しかし,腰痛を予防する方法はいまだ確立されていません。筆者は,腰痛予防だけでなく症状緩和の手法を確立することも急務であると考え,看護師,助産師,あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師の資格を有していることを生かして,腰痛に苦しむ看護従事者の声を聞き,腰痛予防・緩和ケアの研究をしています。
本連載では,看護師の腰痛問題の現状と,腰痛予防・改善に向けたこれまでの取り組みや,臨床現場で明日から実践できる腰痛予防・緩和ケアについてご紹介します。
参考文献・URL
1)関恵子,他.看護師の腰痛に関する文献検討と腰痛予防・改善に向けた今後の課題.日本看護研究学会雑誌.2023;46(1):99-114.
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