応用倫理学入門 科学技術に伴う諸問題を考える [第3回] 研究倫理におけるインフォームド・コンセントの重要性 連載 澤井努
生物医学研究は,生命現象の理解,新たな治療法の開発,疾病の予防など,人類の健康と福祉の向上に多大な貢献をしてきました。しかし,この進歩の陰には,研究対象となった人々,特に「社会的に弱い立場にある人々(socially vulnerable)」が不当に扱われてきた歴史も存在します。本稿では,ヒトを対象とした研究における研究倫理の中心的概念である「インフォームド・コンセント(informed consent:IC)」の重要性について,歴史的背景から最新の課題まで幅広く解説します。
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