医学部医学科入学者選抜の現在と,望ましい在り方を考える 対談・座談会 大滝純司,鈴木康之,渡邊洋子,松岡亮二

 大学での医学教育において,未来の医療を担う優れた人材をどのように選抜するかは,大きな関心事として存在し続けている。学力試験を中心に,個別面接,グループ討論,小論文等さまざまな選抜方法が実施されており,入試形態としては一般入試・推薦入試とは別に地域枠を設ける大学やAO入試を行う大学もあるものの,どのような選抜方法・入試形態がよりふさわしいのかを見定めることは容易ではない。本紙では,医師として医学教育に長年携わる大滝氏,鈴木氏と,教育社会学者である松岡氏,英国の医学部入試について研究する教育学者・渡邊氏による議論から,医学科入学者選抜の望ましい在り方を探った。

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