患者報告型アウトカムを看護の臨床で活用する 対談・座談会 宮下 光令,松村 優子

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 近年,患者当事者の声を医療に反映するための方策として,患者報告型アウトカム(Patient Reported Outcome:PRO)への注目度が高まっている。PROに関するエビデンス構築は世界的に発展途上であるものの,日常的なPRO利用で患者の生存期間が延長するなどポジティブな結果が得られつつある。

 このたび本紙では,緩和ケア領域でPROに関する研究に取り組む宮下氏,PRO評価スケールの一つであるIPOS(Integrated Palliative care Outcome Scale)の臨床への導入を経験した松村氏による対談を企画。PRO導入を成功に導くヒントを探るとともに,臨床にもたらされる効果について考えた。

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