入院時重症患者対応メディエーターの役割 救急認定看護師が患者・家族を支援すること 寄稿 林 美恵子
医療の進歩に伴い,とりわけ救急・集中治療では高度な治療やケアが日々提供されている。それゆえ重症・緊急患者への対応も高度になってきた。一方の患者家族は,状態説明から治療方針の説明,その同意書や入院計画書などへのサインを迫られるものの,どれほどの状態でどういった治療がされるのかを理解しきれない場合や,状態によっては大切な家族に何もできない絶望感などさまざまな心理状態におかれる。そのような患者家族への介入ができるよう,入院時重症患者対応メディエーター(以下,メディエーター)養成講習が2018年度から開始され1),22年度からメディエーターが重症患者初期支援を行うことに診療報酬が加算(重症患者初期支援充実加算)されるようになった2)。
本稿では,救急や集中治療領域で活動する専門性の高い看護師がメディエーターをすることで,重症患者の家族や医師・看護師への支援にどのように影響するかを述べていく。
参考文献・URL
1)入院時重症患者対応メディエーター養成講習.入院時重症患者対応メディエーター養成講習会.
2)厚労省.令和4年度診療報酬改定の概要 入院Ⅰ(急性期・高度急性期入院医療).2022.
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