レジデントのための患者安全エッセンス [第11回] ハイリスク手技(CVC,胸腔ドレーン)を安全に実施したい 連載 小坂 鎮太郎
ハイリスク処置による合併症は予防できる
中心静脈カテーテル(CVC)留置や胸腔ドレーン留置は,侵襲的な医療処置であり,それぞれ一定の頻度で合併症が発生するハイリスク処置に分類されます。CVCでは,気胸,血管損傷・動脈穿刺,血腫,カテーテル迷入が多く1),胸腔ドレーン留置や胸腔穿刺では気胸,肋間動脈損傷などの出血,皮下気腫,再膨張性肺水腫に特に気をつけなければならず,胸腔ドレーン挿入時の合併症発生率は19%とも言われています2)。しかし,これら合併症の多くが予防可能です。
参考文献
1)N Engl J Med. 2003[PMID:12646670]
2)J Trauma Acute Care Surg. 2018[PMID:29443856]
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