看護のアジェンダ [第245回] 丸腰で向き合う 連載 井部 俊子
2025年4月,医学書院で25年間〈ケアをひらく〉というシリーズの編集を担当されていた白石正明さんが,岩波書店から本を出したと人づてに聞いたので,これは読まねばなるまいと書店へはせ参じた。
「理解されるということは最大のケア」
白石さんは,2000年に『ケア学』(広井良典著)という本を世に出してから,2024年に定年退職するまで43冊を刊行した。シリーズは現在も続いていて,2025年3月時点で計50冊を数えると,著書『ケアと編集』(岩波新書,2025年)で書いている。医学書院を定年退職するに当たって,雑誌『精神看護』(2024年3月号)で〈ケアをひらく〉の一冊一冊について語った記事を読んだ岩波書店の奈倉龍祐さんに声をかけていただいたことがきっかけで,この本の執筆が始まったという。これで,出版社が医学書院ではなく岩波書店になったという点について私の合点がいった。
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