昨今のがん薬物治療の進歩は目覚ましく,従来の殺細胞性抗がん薬主体の治療から,分子標的薬や血管新生阻害薬,さらには免疫チェックポイント阻害薬に至るまで,この約20年間で大きく変貌した。一般的に抗がん薬は治療効果が得られる投与量を用いると,ほとんどの患者において副作用が発現する特徴があり,これは慢性疾患の薬物治療とは大きく異なる特徴の一つである。そのため医療現場では医師のみならず,薬剤師,看護師をはじめとした多職種連携によるチーム医療が必須の疾患となっている。薬学教育では薬学生が実務実習等を通じて学ぶべき代表的な8疾患として,高血圧,糖尿病,心疾患等が明記されており,これらと並び,がんもその一つとして含まれている。
薬学生に向けたがん治療認定資格の創設 寄稿 鈴木 賢一
こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?
本ページの「役立った!」機能をお使いいただくには
「有料記事の購入」「アクセスコードの登録」などを行い
記事の閲覧権限を得ていただくことが必要です。
※記事により、指定の医療関係者(医師、看護師、コメディカルなど)以外は
お使いいただけない場合もございますのでご了承ください。
この記事の連載「医学界新聞」をフォローしますか?
連載の更新がマイページから確認できます。
この記事の連載「医学界新聞」のフォローを解除しますか?