今日,人工知能(AI)やゲノム編集,再生医療をはじめとする科学・医学・工学の進展はめざましく,人々の生活や健康,そして生命観そのものを大きく変えつつあります。こうした新興技術は計り知れない恩恵をもたらす一方で,社会制度の設計に難しい課題を突きつけています。本連載では,倫理的相対主義や道徳的地位,研究倫理といった哲学・倫理学上の論点から,生殖医療,終末期医療,移植医療,脳神経科学,再生医療,遺伝子治療・遺伝子検査が提起する課題,さらに公衆衛生における正義の問題まで,科学・医学・工学のさまざまな分野を横断的に検討してきました。最終回となる本稿では,これらの分野を俯瞰的にとらえた上で,より広い視点でこれからの科学技術と社会の在り方を論じたいと思います。
応用倫理学入門 [第13回] 未来への責任あるイノベーション――ELSIとRRI(最終回) 連載 澤井 努
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