
COVID-19パンデミックや頻発する大規模自然災害は,私たちの社会に大きな影響を与え,健康危機管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。こうした未曽有の事態において,最前線で対応に当たる看護職をはじめとした保健人材には,専門的な知識や技術だけでなく,刻々と変化する状況下で的確な判断を下す能力が求められます。しかし,これまでの看護基礎教育において,災害看護や感染看護は必ずしも体系的に教えられてきたわけではありませんでした。
こうした状況に鑑み,日本看護系大学協議会(JANPU)は,2022~24年度に文部科学省の委託事業として「感染症等の健康危機管理に対応できる保健人材養成のための調査研究事業」を実施。調査研究事業の中心を担った荒木田氏と春山氏による対談から見えた保健人材育成の要諦とは。