医療の現場を飛び出し,学習や生活につまずきを感じている子どもたちを支える作業療法士(OT)。その学校訪問支援の動きが広がりつつある。そうした中,岐阜県飛騨市は全国で初めて市内全8校の小中学校に「学校作業療法室」を設置する独自の取り組みを展開した。診断の有無にかかわらず,クラス全体への介入や個別対応を行い,教員への研修等も担う。教育現場に入り込んだOTは何を見つめ,どのように子どもたちを支えているのか。その最前線を取材した。
現地での取材に加えて,市の教育委員会より事業を受託するNPO法人はびりす代表理事の山口清明氏に話を聞いたほか,学校作業療法室の推進に尽力する都竹信也氏(飛騨市総合福祉課)に寄稿いただいた。