日本の難病対策 次の10年に向けて 寄稿 水澤 英洋

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 難病は読んで字のごとく(診断や治療が)難しい病気であり,日本では医療提供体制の中で重要な区分の一つを構成している。難病は,①発病機構が不明,②治療法が未確立,③希少,④長期の療養の4条件を満たす疾患と定義され,⑤患者数が一定以下,⑥客観的診断基準の存在の2条件をさらに満たすと指定難病と認定,医療費の助成対象となる。欧米には同様の定義からなる「難病」は存在せず,強いて言えば希少疾患(rare disease)がこれに相当し,日本では希少難病と呼称する場合もある。本稿では,日本特有の医療提供体制であり,世界に誇るべき難病対策の概況と展望を述べる。

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