【寄稿】サルコペニアの予防・早期介入をめざして――AWGS2025が示す新基準と現場での実践アプローチ(若林秀隆)

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2025年11月にアジアにおける新しいサルコペニア診断基準であるAsian Working Group for Sarcopenia(AWGS) 2025が公開された。今後のサルコペニア診断には,従来のAWGS 2019ではなくAWGS 2025を使用することになる。診断基準変更の背景には,サルコペニアの国際的なグループであるGlobal Leadership Initiative in Sarcopenia(GLIS)の存在がある。2024年にGLISから,サルコペニアの概念的定義に関するコンセンサス論文が発表された。この中で,筋肉量と筋力はサルコペニアの構成要素のままだが,身体機能はサルコペニアの構成要素ではなくアウトカムと見なされることとなった。AWGS2019では低筋肉量に加えて低筋力もしくは低身体機能を認めた場合にサルコペニアと診断していたが,GLISによるコンセンサスを受けてAWGS2025では低身体機能が診断基準から除外され,低筋肉量および低筋力の場合にサルコペニアと診断する。

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