【寄稿】看護基礎教育における倫理指針
策定のねらいと運用

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一般社団法人 日本看護学教育学会は1991年に設立され,2026年3月31日現在,4180人の会員を擁する学術団体である。本学会は定款において,「看護学教育の発展を図り,看護職者による専門的な活動の質向上に寄与すること」を目的として掲げている。その重点事業の一つとして,2024年より「看護基礎教育における倫理指針」の策定を進めてきた。2025年には学会員から指針案に対する意見を募り,それらを踏まえた審議を経て,本年3月に本指針を公表した(1)

本指針は,看護基礎教育に携わる全ての教員,教育機関の職員,実習指導関係者,実習施設の職員(以下,教育者等)が,学生に対して行う教育活動の倫理指針および学生の倫理的感受性・倫理的判断を育むための基本的な考え方を示すことを目的としている。

さらに,教育者等が教育活動において学生の人権を尊重し,その成長・発達を促進できるよう,行動規範となる看護基礎教育における倫理について示すものである。その実現に向けて,教育機関および実習施設が組織的な支援体制を整え,倫理的な学修環境づくりに取り組むことが重要である。

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