Today's Check Points
・ERの人工呼吸管理は,ICUまでのつなぎ……ではない!!
・ERでも肺保護管理(+閉塞性肺疾患は呼気時間の微調整)
・酸素化・換気・呼吸仕事量
ERで無事挿管し,ほっと一息……。と言いたいところですが,ここからが本番。現在,ERでの人工呼吸管理は,死亡率などのアウトカムに関連し得るることが報告されています1)。本稿では,ICUまでのつなぎではない,「集中治療管理のスタート」としての人工呼吸管理について概説します。
呼吸管理の責任は医師が持つ。必ず実測値を見る
人工呼吸管理において,経験豊富な看護師や臨床工学技士は大きな支えです。しかし,人工呼吸器の設定と管理について,最終的に責任を持つのは医師であると心得てください。これは換気設定だけの話ではなく,酸素配管や電源,加湿や回路,アラーム設定といった確認も含まれます。そして,人工呼吸器に接続,あるいは設定を変更した後は,設定値だけではなく必ず実測値を確認しましょう。