レジデントのための患者安全エッセンス [第1回] 研修中こそ患者安全を学んでみませんか? 連載 栗原健
患者安全や医療安全という言葉を聞いて,皆さんは何をイメージしますか? おそらく漠然としており,具体的なイメージが湧かないかもしれません。日本や世界中で患者安全が注目され始めたのは20世紀末のことです。他の医学の分野と比べても歴史が浅い状況ですが,臨床研修を実施する医療機関では安全管理体制を敷くことが規定され,医師臨床研修指導ガイドラインには医療の質・安全の項目があり,研修修了時には日常業務の一環として報告・連絡・相談を実践すること,医療事故等の予防と事後対応を行うことなどが求められています1)。
しかし,初期研修中に学ぶべき患者安全について網羅的に教えることのできる医療者や明示している資材は少ないのが現状です。そこで本連載では,「研修医が学ぶべき患者安全」にフォーカスを当て,研修医が何を学び,何を実践すればよいかを具体的にレクチャーできればと考えています。
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