序 
北村 聖

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「すべての医師、いわんや臨床各領域の専門家たるものは臨床試験の基礎知識を有しているべき」との理念のもと、わが国において適正に臨床試験(治験を含む)を行える医師を養成する目的を掲げ、2010年に「臨床試験を適正に行える医師養成のための協議会[臨床試験医師養成協議会;Physicians’ Education Council of Japan for Clinical Trials(PECJCT)]が故高久史麿氏(日本医学会会長:当時)を理事長として設立されました。

 

そして、わが国の専門医制度を統括する日本専門医・認定評価機構(当時)のご協力を得て、認定機構加盟75学会にアンケート調査(82%回答)を実施し、この理念に賛同するとの回答が90%とほぼ全ての学会から得ることができました。

 

そこで2012年、本協議会として「臨床試験計画の立て方、基本的な必須事項についての基礎知識を分かりやすく解説したテキスト」を作成し、医師養成の一助とするため、故高久理事長のご助言で臨床薬理学に造詣の深い先生方に本テキスト執筆をお願いすることになりました。そして、書籍「クリニカルクエスチョンにこたえる! 臨床試験ベーシックナビ、編集 臨床試験医師養成協議会、発行者 医学書院」を刊行致しました。

 

その後、社会の変化と医学・医療界の変化に対応して、この書籍の内容をブラッシュアップすることを検討してきました。時機を同じくして文部科学省を含めさまざまな方から本書の重要性や意義を認めていただき、また臨床試験に造詣の深い先生方の賛同も得て、この度、本協議会として改訂することとしました。しかし、出版元である医学書院より、昨今の潮流として書籍よりもWEBで広く内容を発信する方が多くの読者を得られる、との助言を受け、今回、WEBコンテンツとして「臨床試験ベーシックナビ」を情報発信することになりました。

 

現在、臨床試験・治験を取り巻く環境、体制の中で研究を実施する医師たちも努力をしており、このようななかで多くの医師が適正に臨床試験を実施するための一助として、このWEBコンテンツが役立てば本協議会としても幸いです。

 

最後になりましたが、このWEBコンテンツ作成のために、執筆、編集などで多大のご協力いただきました皆様に深謝申し上げます。

 

 

2026年8月
臨床試験医師養成協議会 理事長

北村 聖

   

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