第19回 記憶の分類と質感の記憶

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ノラリ・クラリ(泌尿器科医)

新たな記憶
生命は,進化の過程でさまざまな記憶様式で外界の変化に対応してきたのである。したがって,われわれヒトには原始的で根源的な記憶様式から,高度で自分自身の意識を生み出すような高度な記憶様式まで,意識する・しないにかかわらず,使い分けたり,併用したりしている。基本,記憶がなければ意識は立ち上がらないと言ってよい。短期記憶ももちろん重要であるが,長期記憶を分類すると以下のようになる1)

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