ノラリ・クラリ(泌尿器科医)
手術では拡大視野で様々な組織構造が現れるが,それを無意識に記憶していくことによって,無数の構造に対応できるようになる(イラストはあくまでもイメージです)。
仕事や学習、生活において,記憶あるいは記憶力がとても重要な要素・能力であることに異を唱える人はいないと思う。記憶力に優れている人は仕事ができるし,勉強もはかどるであろう。私といえば,若い時から記憶力はかなりダメだったので,「だったら,記憶力がなくても創造性や直観力のほうで勝負すればいい!」と考えていて,記憶力がかなり劣ることをむしろ誇りに思っていたフシもある。今思えば,若気の至りである。