研究への患者・市民参画(PPI)
患者・市民参画(patient and public involvement:PPI)とは、研究を当事者とともにつくり上げる考え方で、患者や市民が研究の計画などに関与する取り組みである。
PPIは研究の質と透明性を高める重要なアプローチとして注目されている。
研究の立案段階から患者や市民が意見を述べ、研究チームと協働して検討を進めることは、研究への参加者にとって無理のないプロトコール設計に寄与し、研究の実効性を高める。
特に、患者の願いや生活実感を踏まえたアウトカム設定や、負担軽減策、参加者募集方法の工夫は、研究の成功に直結する重要な要素である。
また、研究成果の受益者が患者・市民であることを踏まえると、当事者が意思決定に関わる意義はさらに高まる。
研究のあらゆる関係者が情報共有と対話を重ねることで、新しい価値観を共に育み、より実りある研究へとつながると考えられる。